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辺境に住む津軽カモメがつづる なんか現実的な戯言
2025.02.03 Mon 00:59:00
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 2006.10.21 Sat 18:38:06
ついに最終巻となった空鐘。 前の巻で最終予告がされたときは、はっきり言ってまとめられるのか不安感がありましたが、とても上手く描かれていて感嘆しました。 登場人物が魅力的――――それも、主人公脇役全ての人物が生き生きと動き回る様は、読んでいて飽きを感じさせません。それだけに、この最終巻だけで彼らを描ききるのは少々難しい、と思っていたのですが。 下手に盛り上げようとはせず、彼らが辿る道を無難に書き上げています。 メビウスやシズヤなどの“敵陣営”にしてみても、根っからの悪とは言えないものですし、作中で死んでいったリーブルマンは最も人間らしかったと思います。 理想があり力もあるフェリオ達との対比で、愚かさが際立った研究者。彼にも少しばかりの救いが欲しかったですね。あとバニッシュにも。 さて、最終巻ということで一番頑張ったのは、フェリオ率いる主人公組でもなく、我らが道化、パンプキンが率いるビジター組でした。 完全に主人公を取って食っちゃってます。 カトルとパンプキン、この二人がメインと言っても過言ではないでしょう。 肝心のフェリオ、リセリナ、ウルクの三角関係については、えらくあっさりとした決着になってしまいしたが、これはこれでいいかと。 最終巻でドロドロの愛憎劇を展開して、フェリオが刺されて死んだ、なんて衝撃的なラストではなかったので一安心。 エピローグは王道です。 イリスはやっぱりツンデレでした。 PR Comments
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