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辺境に住む津軽カモメがつづる なんか現実的な戯言
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まだ梅雨明けしていないというのに、かなりむし暑い日ですね。
クーラーどころか扇風機まで未だにデビュー(w させてないので暑いの何の。

こういう暑い日には冷たいものではなく、逆に熱い飲み物の方がいい、と聞き及んでいたので試してみたんですが……あまり効果はなかった気がします。
汗かいた後に涼しくなるってことなんでしょうかね。なんか変な俗説だと思いますが。

まあ、今年もクーラーなしで頑張りたいと思います。
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深夜過ぎ、突然の悲鳴にカモメは跳び起きました。この甲高い悲鳴は間違いありません、小島の住人たちのものでしょう。
ライトを片手に小屋へと向かうと、住人である猫人たちが興奮した面持ちで目を光らせていました。
何事もなかったようなので、猫同士の喧嘩かと思い寝床に戻ったんですが……朝になってから仔猫が一匹いなくなっていることに気づきました。

ここ最近、狸がたびたび出没しているらしく、恐らく仔猫のうち一匹が犠牲になったようです。
弱肉強食の動物世界とは言え、なんたる無常。
一匹少なくなったのに平然としている残りの猫人たち。
まあ、こうして世界が成り立っているんでしょうね。食ったり食われたりと。

いなくなった兄弟のぶんまで、精一杯生きろよ、と励ました今日の午後。
早速残った仔猫が一匹、魚の骨を喉に引っかけて死に掛けてました……w
なんとか無事でしたけど。


未読の方はあらすじまで。読み終わってるぞ、という方はそれ以下もどうぞ。

<あらすじ>
アルビオンとの戦いで、ルイズを逃がすために大怪我を負ってしまったサイト。彼を助けたのは金髪の美しい少女だった。
一方、サイトの生死を知りえていない学園の面々は悲しみにくれていた。サイトがいないことでその大きさを改めて再認するルイズ。しかし、気づいたときにはすでに遅く、ただ部屋に閉じこもり枕を濡らすしかなかった。
そんな主人の葛藤を知らないサイトは、自分がガンダールヴでなくなってしまったことを知る。
喪失感に身を苛まれながらも、少女ティファニアと接するうちに心境に変化が訪れ……。


<以下ネタバレ>

アルビオンとの戦争が終わり、それぞれの戦いも終わりを告げる。
ギーシュは勲章を賜って、学園の仲間に自慢げに話しているところが小物っぽくてよろしい。やはり彼はこうでなくては、と思えるほどキャラが立っている。
学園居残り組みだったモンモランシーはそんな彼の話に興味の素振りも見せない。死人が間近なところで出た彼女らにしてみれば、一番戦争というものに触れたに違いない。
ギーシュ達が倒したのはオーク鬼である。そのあとに人を殺したのかは定かではないが、配置されていたのがオーク鬼ばかりであったことから人は殺していないように思われる。
もし、彼が目の前で人間を銃殺していたならば、こうも自慢げに話すことはできなかっただろう。

ここの場面では、モンモランシーの気遣い、優しさが描写されている。今まではキュルケやタバサに敵わず、埋もれていたのだが、ルイズを気遣う真摯な姿勢は、見ていて考えを改めざるをえない。もちろん、良い意味で、だ。

部屋に引きこもるルイズ、それを慰めようとするギーシュ、モンモランシー。
キュルケが居れば、部屋から引きずりだすなりなんなりしたのだろうが、生憎キュルケとタバサは帰郷しておりこの場にはいない。
故にルイズは一人部屋で落ち込み、後悔することになる。

この巻の見所は、サイトを失ったと悲しむルイズと、それを知らないで自分は用なしだと思い込んでいるサイトとのギャップにあると思う。

ルイズに存命を知らせぬまま、ルーンの加護を失ったサイトが特訓するシーンは見ていて燃える。
今まではなんとなく戦ってきた。だが、戦う理由を失ったサイトは、今度は自分のしたいことを成すために剣を取ることを決める。
一巻と比べて雲泥の差である。
主人公は成長してなんぼだと自分は思う。最初から最強なんて、確かに娯楽としては楽しめるが、読み物としては如何な物か。
へタレで不器用だからこそ、ルイズとサイトはここまで絡むことが出来たのだろう。

成長しているのは他のキャラにしても同じだ。サイトを友と呼び、像を建てたギーシュしかり、自分の周りに悲しみがあるのは許せないと断言したモンモランシーしかり。
復讐に走りその虚しさを知ったアンリエッタは王という肩書きの意味を知る。戦死した兵の遺族にあてる手当てため、諸国会議で貧欲に金と土地を
求めたことからも、彼女が何をすべきか、彼女なりに答えを出したことが窺える。

シエスタとルイズの奇妙な友情も見所の一つだろう。
彼女らは立ち直り、人づてでも魔法でもなく、自らサイトの生存を確かめに行くことを決める。何度も繰り返すが、今回の戦争で成長したことは目に見えて明らかである。

そして、キャラ達の成長と共に明らかになった虚無に関する情報。虚無は物体を構成する小さい粒に影響を与えるということから、分子や原子に干渉するものだと推測出来る。ファンタジー世界に科学など無粋としか思えないが、作者がどう料理するのか楽しみだ。

新しく登場したミョズニトニルン。虚無の使い手もルイズ一人ではなかったことが判明。これはパワーバランスをとるためにちょうどいい。
未だ虚無の使い手は全てが現れたわけではない。設定が明らかになるにつれて広がる風呂敷をどうたたむのか。
国家間の戦争をしながらも、個人でしか戦っていないように見える流れは遠慮したいところである。

ルイズとサイトの距離が一気に近づいた8巻。大口叩いていたレコン・キスタが倒れた今、新たなる敵はガリアだろう。
サイトが日本に帰れる日は、まだ当分先の話に違いない。
最新刊ではないですが、買い忘れていたので一応。

前巻に続いて戦争編。アルビオンとの全面対決なのですが……。
如何せんいろいろと物足りない。『戦争』をしているはずなのに、人が死んでる描写が殆んどないので、ただの小競り合い、もしくは喧嘩程度にしか感じられませんでした。
まあ、実際にはかなりの数が戦死しているんでしょうが。
それに『魔法』という反則技のせいで瞬く間に優勢が逆転されてしまう展開が。戦略があってないに等しく感じられます。
白兵戦しているところに爆弾落とされたようなものでしょうか。
やはり萌えと燃えの共存は難しいんでしょうねw

一方、サイトとルイズの関係も拗れてしまいます。価値観の違いが大きな原因であることは明らかで、サイトは平凡な日本人なのでこれは当然の成り行きかもしれません。

上記の魔法による味方の反乱で、連合軍が大打撃。そしてほうほうの体で撤退。別に連合側に落ち度があったわけでもなく、先住魔法が反則的だっただけですね。

全軍退却の際、ルイズに文字通り死んで来い、という命令が出されます。
ここでいがみ合っていた二人が和解(?)、ルイズを逃がすために大軍に突っ込むことを決意するサイト。
この巻、一番の見せ所ではないでしょうか。
ここでも不殺さずを貫いているのは、良くも悪くも日本人だからでしょう。
結果、足止めは成功。一人で敵を壊滅させなかったので一安心。これでガンダールヴパワー全開で、敵全てを倒していたらえらいことになっていたでしょう。
個人的に、魔法や弓での不意打ちによって倒れていたらもっと燃えた展開だったかな、と。

まだ対アルビオン戦が続くか、と思った巻末、呆気なくガリア艦隊によって終結。悪役臭プンプンさせていたクロムウェルが小物だったりと、衝撃のラスト、と言うよりは呆気なく終って微妙な後味。
サイトは主人公補正で生き延び、助けられます。

戦争編はまだ続くかな、と。アルビオンの次はガリアですか。
あと、ワルドとフーケがどうなったのか気になるところです。
以下、ネタバレ含むかもしれません。

本編が終了して、短編集に入っています。
七巻には4つほどのお話が。

「雨(前編)」
裕一たちの学校での文化祭の話。
古典ロシア上映会での防衛戦とか、里香が演劇に初挑戦かもしれないとか、いろいろと青春していますね。
夏目の話とも並行していて、小夜子さんとの過去話もちらほらと。
前編というだけあって途中で切れてますが、この巻には後半が載っていないのは仕様ですw
テンポよく進むし、裕一と友人との篭城(?)戦が熱い話でした。文化祭というビッグイベントでわざわざ集まってエロビデオ鑑賞会なんてしているのが笑えます。

「気持ちの置き場所」
主役は最後まで亜希子さん。中原という男性といい感じになりますが。
子供の頃の話と合わせて、「男のプライド」を語られました。
傍若無人な亜希子さんの違う一面が垣間見れる話でしたね。
結局はこれといった絡みもなく分かれた二人ですが、その透き通った雰囲気がいい。無理やり恋愛話に持っていかなかったことに好感が持てます。

「君は猫缶が食えるかい?」
珍しいことに、裕一が出ているのに最後まで三人称で進む話。これはこれで面白いですけど、やはり半月の持つ独特な雰囲気は一人称であってこそだと思います。
題名どおり、猫缶にまつわるエピソードで、幼年時代の裕一と父親のやり取りが笑えます。
ちなみに猫缶は食ったことがあります。猫用なので、薄味ですw

「金色の思い出」
これは多田さんも生きてるので、一巻の補完エピソード、という感じでしょうか。
いろいろと有名な文学作品が出てくる半月ですが、今回は「高瀬舟」。有名ですね。
ラノベばっかり読み漁っているので、たまには正統派の小説も味わいたくなりました。
軟弱な裕一が見せる漢、今回も走ってくれます。

「多田さんのうれしはずかし病院ライフ その1」
巻末のオマケ漫画。相変わらず多田のじいさんの口調が漫画と小説で分かれています(仕様)。気のせいか、七巻での口調は漫画に合わせてきているように思えました。気のせい?
それにしても、七巻での山本先生の独特な感じの塗りが冴えてます。イラストも、巻を重ねるたびに腕があがっていますね。
つり目キャラ万歳w
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